SQLで自然対数を求めるにはLOG関数を,常用対数を求めるにはLOG10関数使用します.これら関数はSQL92/99で既定されている関数ではありませんが,多くのDBMSでサポートされています.以下に各DBMSの対応状況を示します.
DBMS | LOG関数 | LOG10関数 |
---|---|---|
Access | ○ | × |
SQLServer | ○ | ○ |
Oracle | ○ | ○ |
MySQL | ○ | ○ |
PostgreSQL | ○ | ○ |
LOG,LOG10関数を順番に説明します.
SQLで自然対数(ネイピア数eを底とする対数)を計算するにはLOG関数を使用します.
LOG(number)
LOG関数は number で指定した数値式の自然対数を返します.
SQLサンプル
LOG関数を使用したサンプルを示します.
SELECT LOG(2)
SQLの結果
0.69314718
SQLで常用対数(10を底とする対数)を計算するにはLOG10関数を使用します.
LOG10(number)
LOG10関数は number で指定した数値式の常用対数を返します.
SQLサンプル
LOG10関数を使用したサンプルを示します.
SELECT LOG10(10000)
SQLの結果
4.00