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三角関数を計算する

SQLでサイン (正弦: sin)，コサイン (余弦: cos)，タンジェント (正接: tan)を計算するにはそれぞれ，SIN，COS，TAN関数を使用します．これらの関数はSQL92/99で既定されている関数ではありませんが，多くのDBMSでサポートされています．以下に各DBMSの対応状況を示します．

DBMSSIN関数COS関数TAN関数
Access○○○
SQLServer○○○
Oracle○○○
MySQL○○○
PostgreSQL○○○

SIN，COS，TAN関数を順番に説明します．

SIN関数

SIN(number)

SIN関数は number で指定した角度 (ラジアン) のサイン (正弦: sin) を返します．

SQLサンプル

SIN関数を用いてサイン求めるサンプルを示します．

SELECT SIN(PI() / 2.0)

SQLの結果

1

COS関数

COS(number)

COS関数は number で指定した角度 (ラジアン) のコサイン (余弦: cos) を返します．

SQLサンプル

COS関数を用いてコサイン求めるサンプルを示します．

SELECT COS(0.0)

SQLの結果

1

TAN関数

TAN(number)

TAN関数は number で指定した角度 (ラジアン) のタンジェント (正接: tan) を返します．

SQLサンプル

TAN関数を用いてタンジェント求めるサンプルを示します．

SELECT TAN(PI() / 4.0)

SQLの結果

1

※ サンプルで使用しているPI関数は円周率を求める関数です．なお，AccessはPI関数をサポートしていませんので注意してください．